第6話 閑話休題 初恋

実のところ、桂木先輩には申し訳ないが、俺は高校時代の桂木先輩の顔を良く覚えていない。

それはもちろん、大人になって再会した先輩の姿があまりに衝撃的だったのもあるが、多分、あの頃の俺は、本当にガキだったんだ。

後の愛妻沙織は、「高校時代のエッチなんて、痛いか何も感じないだった」と言って、彼氏は一人だけ~って言ってたけど、回数はそれなりにやったんだろう。

俺は高校時代の経験人数だけは、二人で沙織に勝っているんだけど、回数はたったの二回。

一人は桂木先輩。もう一人は、、、。

劉ちゃんとは、高校以降は会えなくなるんだけど。

それでも劉ちゃんの顔は覚えている。

今でも鮮明に思い出せるんだ。

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