第6話 リストカット・ハイ 【閲覧注意】

【この作品には1部残酷な表現があります】




       ズタズタの両腕

       そこへカッターで傷を入れる

       痛みが僕を包み込む


       僕は生きるためにリスカする


       流れ落ちる血を見ると

       一気にテンションがあがる


       もう1度傷を入れる


       このまま死んでも良いのかな

       そんな事を呟く


       誰も僕の心をわかってくれない

       わかろうとしてくれない


       リスカして心を癒すのさ


       この傷は僕の生きてる証し

       決して消えない僕の生きてる証し


       ハイテンションでいこう

       僕のリストカット・ハイ


       心を解き放しリスカする

       永遠のリストカット・ハイ


      

       誰か止めてよ

       僕を叱らないで……

 





*~*~*






 僕が精神病院に入院していた時、両腕に痛々しいまでにリストカットの跡が残る女性がいました。


 リストカットをするとハイになるそうです。血を見るとテンションが上がると言っていました。リストカットは自殺防止の役に立つとも話していました。


 あの時の女性との話を思い出して、今回の詩を作りました。

 僕がリスカすればこんな感じになるのかと思いました。

 

*この作品はリストカットを推奨するものではありません。

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