多種多様なことを極めた者、人付き合いも極めたい
カエル
第1章 転生と約束
第1話 転生
「またか、お主は毎度何かを極めようとして、極めた物事以外は全くできぬのだからな。」
どうやら誰かに嘆かれているようだが全く覚えが無い、いったい何を言っているのだろうか?
「おお、聞いておったのか?」
聞こえてはいるが声を発することができないのだが何が起きているのか?
「お主は死んだのじゃよ。今回も1つのことを極めようとして最期にもっと時間がほしいと願いながらな。わしは神じゃよ。そなたの願いを叶えてやってもよいぞ。じゃが、人付き合いをしっかりとできるのならな。」
よく分からないが人付き合いさえしっかりとすれば時間を得ることができるということか?
「そうじゃよ。お主が人付き合いを行えるのなら半永久的に生きることのできる体を与えてやるぞ。」
なぜそこまでするのだろうか?
「理由など簡単じゃぞ、お主は毎度何かを極めるがそれを他者に全く教えずに死ぬから毎度毎度残されたものたちがそれらを一切理解できず、四苦八苦している姿を見ると不憫に感じるからじゃ。(まあ、こやつは神にすらなることができるほどに何か1つのことを極めるのじゃが、他者との付き合いが全くないために神になる為の条件をクリアできず、皆が困っておるからの。いい加減神になってもらいたいものじゃしの)」
なるほど。分かりました。人付き合いをしっかりと行うので半永久的に生きることのできる体をください。
「よかろう。必ず約束は守るのじゃぞ。あと、お主がいままでに極めたすべての知識も着けてやろう。」
ありがとうございます。
「では、体を与えよう。もう一度言うが必ず約束は守るのじゃぞ。」
大丈夫です。私は約束は絶対に守ります。
「頼んだぞ。ではな。」
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