第28話
今日は何するかなぁ。
王都に来て2日目、もうやることが無くなっていた。屋台は見たし、闘技場での模擬戦は明後日かららしいし。
そうだ!冒険にいこう。
ということで、ギルドに向かい依頼を受ける。街とは違い、討伐系や採取系だけでなく辺境への荷物の配達なども結構ある。
今回受けたのはドードーという胴体が銅でできている鳥の討伐と、
王都に入ってきた時と反対の門からしばらく走っていると、砂銅でできている砂地が広がっていて、そこを越えると、森がある。
森は蹂躙の森とは違い、華やかさがあり、色とりどりのはなもさいている。
砂銅の砂地を歩いていると目の前にドードーがいた。剣で斬りつけると思ったより簡単に斬れた。とりあえず死体を回収し、鞄にいれておく。
魔物の死体は不思議なもので、時間が立つと徐々に無くなっていく。これは魔物が倒されると魔力が空気中に放出されるからだ。
魔物は強いほど魔力を蓄えるので消滅するまでの時間が長くなる。
消滅する前の魔物の素材を防具や武器にするさいに、素材から魔力が漏れないよう加工するため魔物から作られた装備は消滅しないようになっている。
と、ドードーを10匹倒している最中に、砂人も現れたので、砂には水だろう。と思い水魔法を使ったら見事に倒せた。
敵がでてき次第、魔法を打つので敵はなすすべなく倒すことができた。
討伐依頼分の魔物は倒し終わったのに、出てくる敵を片っ端から、殺していく。
さっさと蜂蜜取ってこようという思いで、砂地をせっせと横断する。
すると森と砂地の境らへんで何か大きな穴を見つけた。不安になりつつ、好奇心には逆らえない。光魔法で明かりをつくり、穴のなかを確認すると、思ったより深かった。
ためしに入ってみようと思いなかに入り進んでいくと、見覚えのあるダンジョンと思わしき、タイル上の床があった。
ためしに床にのってみるが、何も起こることはなかった。
もうすでにダンジョンマスターがいるのだろう。ダンジョンを進んでいくと、魔物が出てきた。
それは地上にもいたドードーだった。一応何が出てくるか分からないため警戒しつつ、ドードーを倒していく。どんどん倒していくと、ついにはドードーが出てこなくなった。
うちのダンジョンでは階層の魔物が、一定の数になると、数がリセットされるので出てこなくなる、何てことは無いはずだ。
まだ初めての他のダンジョンなので、何がダンジョンの常識かの判断は保留だ。
とりあえず道なりに進んだでいたが、分かれ道などなく迷路感もなかった。
これがふつうのダンジョンなのかなぁ。
少し進むと次の層への階段が見つかったのでためらうことなく次へ進んでみた。
今、初めてのダンジョン攻略が本格的に始まろうとしていた。
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