第19話
起きた。
欲しかった知識は、結構手に入れれたからそろそろダンジョンに戻ることにする。
とりあえずギルドに行って、討伐系と採集系の依頼を受けとく。納期は1ヶ月以内なので、次来るのは3、4週間後くらいかな。
3日前に入ってきた門から外にでて、ダンジョンに帰る。
このまちに来たときはガイゼルの馬に乗ってきたから速かったが、徒歩だと思ったよりも時間がかかりそうだ。
少し整備された道の近くには、魔物はいなかったが、道からそれ森に入っていくまばらに魔物が出てくるようになってきた。
見つけたらなるべく倒していっていた。そうしていたらダンジョンに戻ってきたときには、魔石がけっこう溜まっていた。
ダンジョンについては本を読んで興味が湧いてきたから、魔石を吸わせさっそくボードを出し操作してみる。
【ダンジョンレベル】5
【階層】1
【ダンジョンマスター】安土鈴
【機能】カタログ,魔物創造,罠設置,階層創造
【DP】1960
レベルが上がり機能が増えたっぽい。
とりあえず増築してみる。だが街で得た知識ではダンジョンレベルが上がると自然に増えるらしい。それにボードについても書いてなかった。もしかしたら、このダンジョンは異例なのかもしれないな。
ま、そんなことは置いておいて何か変化が有るか見てみる。
新しくできたっぽい階段を見つけた。
上っていくと、だだっ広い空間が広がっていた。
障害物ひとつなかった。
ダンジョンボードに目を向けると、アパートの間取りのような、平面図?みたいなものが映っていた。適当に触ってみると急に壁が生えてきた。少しの間、ボードを弄っていたら、1階層が巨大迷路のようになってしまった。
とりあえず形は完成でいいや。
次に魔物創造に手を伸ばす。すると、スライムが出てきた。数の限界まで押すと50体まで生成できた。生成されたスライムを倒していくと、半分を倒しきったあたりで、スライムの数が50体まで戻った。
これはすごい機能だ。無限に魔物が生成されるので、次の階層への階段を見つけるまで、無限に魔物と戦うことになる。
ちなみに魔石は少しだが落ちた。しかし一瞬でダンジョンに吸い込まれるため、魔石は拾えなかった。しかし死骸は残ったのでアイテムボックスにいれといた。冒険者がダンジョンに入るときは魔石よりも魔物の素材を目当てにするのかもしれないな。
次に罠設置を使ったら、階層を作った時のような図がボードに映し出された。
使える罠は落とし穴とトラバサミだった。
数は落とし穴5つとトラバサミ1つのみだった。設置できる場所は入り口付近と、次の階層に続く階段付近以外はどこにでも置けた。
使える罠はもっと階層を増やせば増えるのか、ダンジョンレベルを上げれば増えるのかわからない。
と、こんな感じで第一回ダンジョン改装は無事終了したのだった。
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