猫背の詩
君の猫背が好き
人生に轢かれる君の
その丸みを帯びた肩が好き
もたれかかりたい
耳を押し当てて
深く打たれる鼓動が聴きたい
ボコボコとした
背骨をなぞりたい
私の熱を奪わせたい
ひとつ残らず奪わせたい
そうして私は抜け殻になって
ひとりでに羽化したい
君のその
木の根のうねりのような
そのこんがらがった人生に
抜け殻だけ残して
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