笑って泣いて、笑って笑って
その閃光の眩しさも
爆風の強さも、
水のない苦しみも
焼けて荒廃した街も
わたしたちには
わからない。
今も続く痛みを
届かない声の
不甲斐なさを
あの方々と同じように
感じることはできない。
なにをどうしたって
『想像する』しか手立てはなくて。
想像にだって限界はあって。
真の意味で解ることは、
きっと、あってはならないこと。
それならせめて、
心から笑って一日を過ごそうか。
いま、ここに居ることを言祝いで。
素直な涙も流そうか。
いま、ここにいない人を想って。
笑って泣いて、笑って笑って、
かの日を胸の片隅に
一生、懸命、征こう。
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