ふと、思う瞬間に書く

クースケ

第1話 コインランドリー

雨は、嫌いだ…。

湿度が以上に高い。

空気がじめじめしていて、すべてが憂鬱になる。

せっかくの休みだというのに洗濯物が山

洗ってもすぐには、乾かないだろう。


家から5分弱に出来たコインランドリー。

こんな日だもの。

乾燥機は空いていない。

長椅子に座って時間をつぶす。

せっかくの休みなのに、やるせない。


お母さんと来た小さな子供たちが周りを走りまわっている。


若い男性が、ピッーという音と共に乾燥機から洗濯物を取り込んでいる。


赤い髪をして、黒いマネキュアをした若い女性はスマホから目を離さない。


そして私は、彼と別れる口実を探しているくせに別れられない自分が嫌になる。


きっと、着信音が何度も何度も届いているだろう自宅にわざと忘れて来た携帯電話。


私が見慣れた、服や下着を持って

こんな日だから、奥さんもコインランドリーに行っているのかも。

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