第127話 チラシのコレクション
突然ですがみなさん。
特に女子の方。
脱毛って、必須科目ですか?
……必須科目ですよね。
現にわたしはこの夏足を出さずに長ズボンを愛用しております。毛深いんです。
誰だよ、毛深い女は情が深いとか言って安心させたやつ。おとんか。
一応家庭でできるケノンという、お高かった脱毛器があるのですが、ここ七年くらい使ってないんじゃないかな。プリンタの横に、さも同じ用途の機械です!というふうに並んでおります。
そんなふうに使われず陳列されて、嫌じゃないかい。
嫌じゃないかい?といわれれば。
買った漫画に宣伝のチラシみたいのが挟まってるの、皆さんお得だと思います?わたし、ジャンプコミックとかであれが挟まってるの、大好きだったんですよ。たとえばNARUTOを買ったらD.gray-manとかREBORN!のコミックスの情報まで載ってあらすじが読めたり、すごいチラシ?販促用の紙だと他作品の漫画がまるまる一話、裏表印刷で読めたり。
これは貴重だ!!
と、少女時代、文学オタクだったりな自分は本に挟まっていたありとあらゆるチラシ、おまけのポストカード、しおりなんかを袋がパンパンになるまでお宝を貯めていたのです。
しかし、ある日のこと。
人生の断捨離が起こりました。
こんなガイドばっかり取っていても意味ない。
ポストカードも同じ。
中には少年漫画や黒執事など、美麗なイラストのものもあったのに、あっさり紙ゴミとして捨ててしまったのです。
もったいない。だれか欲しがったかもしれないのに。あとから、あのチラシやガイド大事に思えたかもしれないのに。
捨てたものの中には角川文庫や新潮文庫、ナツイチなどの集英社が毎年夏頃発行している小冊子などのコレクションもありました。
読書好きのわたしは、
いつかここに収録されている面白いあらすじの本、全部読めたら!
と、毎年その小冊子がウキウキで欲しくて楽しみでたまらなかった。
それなのに。
かさばる。
コミックスの表紙が描かれたポストカード、もったいなかったな。
ワンダーグー、とか小さな本屋さんでも特典みたいについたりしたものも大切に取っていたし、夏コミのコースターなんかもあったりしたと思います。
小冊子とか。あれも編集者の方とその年推したい作品の宝庫だっただろうに。
いつ頃処分したかは忘れてしまいましたが、大人になった自分には、処分して部屋から失くすもの、と捉えました。
たまに思い出すと、とっとけるスペースは今あるのだから、そのまま貯めてコレクションにしといても良かったな、とおもいます。
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