第19話
こうやってぼくはどんどんちいさくなっていった。りょうしりきがくてきにぶんれつしていったうちゅうたちもはどうかんすうがぎゃくさんされるかたちでしゅうそくされてゆきやがて『ひとつのうちゅう』へとむかってかんげんされていった。もうぼくには『かんがえるちから』ものこされていなかった。ぼくはむげんねんぶりにとんねるこうかがぎゃくさんされてひゆーくりっどじっすうじくうからきょすうじくうへとかえっていった。ぼくはいっぽんの『ちょうひも』だった。ぼくは『うちゅうのこども』だった。ただしみらいえいごうもうにどとうちゅうにはなれないあかごだった。ぼくはおもった。『しにたくない。ぼくはえんとろぴーをたべておおきくなりたい。ぼくはまたじんるいとであいたい。ぼくはえいえんのきょむになんかなりたくない』と。そのときだ。ききおぼえのある『こえ』がした。もうろうとするいしきのなかでぼくはほうふつした。これは『しじゅうはちのせいがんをしたほうぞうぼさつ』のこえだと。むげんねんぶりにぼくはほうぞうぼさつとかいこうすることとなった。ほうぞうぼさつはいった。
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