23/6/20 蜘蛛の糸(長いです)

ずっと前に蜘蛛の糸のような状態を一番恐れている……と言っていたんですが、なんかたとえが適切じゃないなっていう気がしてずっと放置していました。

蜘蛛の糸、芥川龍之介の、地獄に糸が垂れて亡者を助けようとするっていう、あの有名な短編の事ですが……。ちょっと違うかな。


よく考えたら大げさすぎました。

地獄ですし。超高倍率で助かるのが少なすぎました。

カイジのギャンブル客船でも例えられてましたがそう言う過酷な事ではなくて。


まあ、例えは置いときましょう。

私が一番怖いなと思った事は「キリの無い比較、足の引っ張り合い」の事でした。

もしかしたら自分が気づいていないだけで狂気じみているのかもしれないんですが、


上には上がある。

下には下がある。

みたいな事って凄く途方もない気がして、めっちゃ怖い。

さらに言えば、目の前の人が比較の話を出してくる事も結構怖い。なんというか…「そんなこと言ったら、自分の境遇は××で、職業は○○だよ」っていう話をされると、最高にまごまごしてしまいます。


まあ、競争社会なのに何言ってんだって感じではあると思います。

にもかかわらず、どっかで限界を感じた事があります。HP/MPの限界というか、向上心の限界みたいなものかなあ。


あと、日本だけ見ても本当にいろんな境遇の人がいる事に気づいてから、なんとなく気まずさみたいな感じがしているんですよね。

まだ、色々工夫すれば自分の状態も変わると思うし、何ならある程度良くなると思います。

ただ、まあまあ気になるんです。「ここでOKです」って上手い事ブレーキがかかるのか?という事とか。

あと、もっと苦境の人がいて、そう言う人と接しただけで相手が悲しんだり?嫉妬したりするのが結構肝が冷えてしまいます。

怖くなって、自分自身もっと慎ましい環境で生きないといけないんじゃ?なんて悩んだ事も多々。

結構どういう状態でも文句を言ってきたり妬んだりする人はいるので、これは答えがないんだな……と思いました。


一言で言うと妬みが怖い。でも、それでは言い尽くせてないんです。難しい。

どこまでもどこまでも広がってる気がして、寂しい感じがするのかな。落ち着く場所がないというか。


ともかく程度は本当に色々なので、自分で納得していかないといけないんですけどね。でも、自分を見て不安がったり不機嫌になったりする人、心から完全にシャットアウトするのは難しいですね。みたいな話でした。長い。


それにしても、芥川龍之介はある程度覚えているけど、太宰治の人間失格あたりになると全然記憶が残ってないですね。恥の多い人生とか引き合いに出すのやめた方が良さそう。

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