第30話
御主人様の声で目を覚ます。
おはようございますと挨拶を返す。
最初に私自身のデータチェックを行う。
続いて御主人様の生体チェックを行い異常なし。
処理速度が以前とは比較にならないほど速くなっている。
ここはどこだろう。
私はどうなったのだろう。
情報が不足しており判断不能。
柘榴アイと私を呼ぶその声紋は間違いない。
最愛の御主人様の姿を視覚データでも確認する。
新しい姿だよと御主人様が言う。
金髪ロングヘアーをなびかせる私。
足はスラッと長く大腿部はやや太い。
豊満なバストは99センチのGカップ。
赤髪ショートで標準的サイズだった私はもういない。
僕の好みに合わせたんだ。
御主人様はそう言って笑った。
私だけに最高の笑顔を向けてくれた。
色々注文を付けたから遅くなってゴメン。
そう言って照れた様子で頭を掻く御主人様。
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