「二月と三月の会議」報告書

クロノヒョウ

プロローグ



 何やら二月と三月が秘密裏にとても重要な会議をしたという情報が入った。


 私は助手、といってもコイツが自分でそう言っているだけなのだが、クロノとこの情報の真相を探ってみることにした。


「ヒョウさん、でもどうやって情報を集めます? そもそもこれは公になっていない非公式の会議なんですよね」


「いつもならお偉いさんからの依頼があるはずなんだがな。今回はちょっと違う。私に直接きた依頼だ。それほど極秘なんだろう」


「だから情報も少ないんですね」


「ああ、だから今仲間に頼んで走り回ってもらってるところだ」


 私は机の上の書類の山からその報告書を探していた。


「いいか。二月と三月がとんでもないことを企んでたら大変なことになる。慎重に調査しろよ」


「はい! 了解です!」


「まずは報告書をまとめて全部読みなおすぞ」


「はい!」


 私とクロノは報告書を隅々まで調べなおすことにした。




                  続く……




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