昔ばなし「春のひな」 ~泣き虫鬼とヒナの巣立ち~
歩
第1話
昔むかし
とある山奥に鬼の一家が住んでいました
お父さんと
お母さんと
お兄さんたちと
お姉さんたちと
泣き虫の末っ子すえのぼうと
一家は人間から隠れていました
大きな体
つり上がった目
人間にはない、ツノやキバ
人間がそれをこわがるからです
人間は彼らに石を投げるのです
逃げて、逃げて
山の奥へ
すえのぼうが生まれる前のことでした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます