第36話 戦う理由
何の為に戦うのだろう。
隣に居る愛する人の笑顔を守りたくて此処まで辿り着いた。
故郷の人たちの生活を守りたくて、己が傷付く事など恐れなかった。
世界の人たちの安息を守りたくて、剣を振るい続けた。それなのに。
この世界には俺と、皆の命を奪った敵しか残されていない。
守るものを失った俺はただ復讐の為に剣を握り締める。
「絶対にお前は許さない! 必ずお前を殺す!」
傍らに眠る愛する人の頬に唇を落とし、闇に染まる大地を蹴った。
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