第21話 青い湖
深い、深い湖の底には青く光る宝石を持った少女が居るという。
彼女から宝石を奪おうと、強欲な者たちが潜水に挑んだが、息も続かなければ水圧で潰れてしまう。生きて戻ってくる者は誰も居なかった。
ただ一人、宝石ではなく少女に興味を持った者が湖の底に辿り着いたという。
彼は後にこう語る。
「それはそれは美しい青髪青眼の少女だった。宝石に勝るとも劣らない。俺が死んだら湖に沈めてくれ。そうすれば永遠に彼女と一緒に居られる」
今では湖の底で少女を守るようにその男が佇んでいるという。
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