二人暮らし

橘 かえで

第1話 冷たい彼女

「うっまぶしい、、、」




朝日が顔に当たり、目が覚める。


ベットから起き上がり、顔を洗うために洗面所に向かう。


リビングに出るとすでに彼女がソファーでくつろいでいた。




「おはよう」




「、、、、、、」




彼女からの返事はない。




彼女は冷たいのだ。


一緒に暮らししてるのに家だと全く会話をしてくれない。


それでも毎日挨拶している僕の忍耐力を褒めてほしい。




「今日も返事はなしか」




いつになったらもっと彼女と仲良くなれるのだろう。




洗面所で顔を洗い、髭も一緒に剃る。


そのあと軽く朝食を食べて、着替えて大学に向かう。




いつもの平日。




「いってきま~す」




彼女からの返事はない。

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