第38話

最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする

三十八話 前回までのあらすじ 勇者とナイトは山賊のアジトへと向かい話し合いをしようと試みるが、襲いかかられたため倒すことにする

「ま、まってください」

先ほどの少年が走ってやってきた

「ん?君は?」

「ぼ、僕は村の村長の息子です」

「へぇ~」

「それで何か用かい?」

「は、はい。実は父上が貴方たちに話があるそうなので来て欲しいとのことです」

「なるほど、案内してくれる?」

「は、はい。こっちです」

しばらく歩くと洞窟が見えてきた

「あれが僕の家です」

「あれがか」

「はい、中にどうぞ」

中に入るとそこには髭面の男がいた

「わしは村長さんじゃ。よろしくのう」

「あ、どうも」

「君たちはなぜここに来たのかね?」

「実は山賊退治に来たんですよ」

「ほう、それは助かる」

「というわけで、今すぐ出ていってください」

「わかった」

「えっ!?」

「良いのか?」

「ええ、別に構いませんよ」

「感謝する」

「さて、帰ろうか」

「そうだな」

三十八話完

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る