第6話

最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする

六話

前回までのあらすじ 突如として現れた謎の男により、ナイト達は魔王と戦う事になった

「誰だ貴様は?」

「我が名は魔王軍の幹部の一人にして最強の魔導師である大賢者だ!」

「そうか……

なら、俺達の相手に相応しいな」

「何を言っている? 今から死ぬ奴が……」

「おい!そこの雑魚! さっさと死ねぇぇぇ!!」

「誰が雑魚じゃボケェ!!!」

「うるせえ! 黙れカスが!」

「なんじゃとゴラァ!」

「かかって来いやぁ!」

「ぶっ殺してやるぜ!」

こうして戦いが始まった まず最初に動いたのは魔王軍の幹部の大賢者だった 彼は強力な炎の魔法を使った

「燃え尽きろ!」

「効かぬ!」

「なんだと!?」

次に勇者が攻撃を仕掛けたが、簡単に避けられてしまった

「遅い!」

「なんだと!?」

さらに、ナイトも魔王に斬りかかったが、あっさり防がれてしまった

「ふんっ!」

「ぐはぁ!」

「次は私です!」

「小賢しいぞ!」

「ぐふぅ!」

「これでどうだ!」

「ごはぁ!」

「まだ終わらないよ!」

「調子に乗るなよ!」

「ぎゃああ!」

「もう諦めたらどうだい?」

「まだまだこれからだ!」

「ちくしょう!」

「なんてしぶといんだ!」

「このままでは勝てん!」

「一旦引いて体制を立て直すか……」

「逃がすか!」

「させるか!」

「邪魔をするな!」

「どけ!」

「くっ……

仕方がない……」

「退くしかないか……」

「覚えていろ!」

こうして魔王軍の幹部である魔導師と大賢者は退散した ──魔王城にて

「申し訳ありません……

勇者を逃がしてしまいました」

六話完

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