ほうきをかっとばすのは止めましょう

月永 鉧

ほうきをかっとばすのは止めましょう

朝からほうきをかっとばしているおばさんが怖い。

いや、確かに仕事前で忙しいのは分かるよ?子供を保育園に預けんきゃいけないだろうし、朝ごはん準備して掃除に洗濯、家の家事、それから着替えて、パパっとメイク、自分の支度もしてギリギリに家をでて。

そしてきっとこれから満員電車に乗る。

次の都市急行の電車にのらなきゃ始業に間に合わないんだよね、いつも同じホームに並んでいるからわかるよ。

でもよ?

ほうきが2本やっと通れるぐらいの細い道をどうしてどうして、そんなにかっ飛ばしちゃうのさ。

事故にあったら危ないよ、後ろの子供も怪我しちゃう。

ボクにぶつかられるのは平気だけど、対人でけがなんてさせちゃ、目もあてられないさ。

だからね?ちょっとだけ気を付けておくれよ。ボクの上を通る間だけでいいからさ、、

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る