第575話 2024/09/15 ㈰ 放心状態
正午起床。母に早く友人のところに行くようにと促される。身支度を整えて、まず、ローソンに行ってタバコとお酒のつまみを買った。12時半友人宅に到着。まだまだ、暑い。シャワーを浴びさせてもらう。友人はもう焼酎のロックを飲み始めていた。私にもさっさく作ってもらい、飲み始める。彼のお父さんは愛媛県の小さな島のご出身だが、半農半漁の島で魚はバリウマいとのこと。老後は島に行って自給自足の生活を始めるのだそうだ。うらやましい。最後の最後のライフラインをきっちり抑えている。私は自給自足はどうでもいいが、漁業というものを一度やりたい。昔、有機農家で研修を受けたこともあるのだが、農業は性にあわないなと思った。こまごましている。私のように大雑把な人間には無理だ。私が、焼酎をグラス二杯飲んだところで、ウズウズしてきた。「今日は、これからどうする?」、「行きましょう」。バス停で彼は前後に揺れていた。しかし、何とか持ちこたえ、バス、電車と乗り継いで梅田のとがの町のとある風俗へ。先週の日曜日は朝早くに行った。在籍する女性の写真を見せてもらったが、きれいな子が多くいた。しかし、今日は午後三時くらいに行ったためか、若い女子たちはおらず、店を出た。「欲求不満ですね、行っちゃいましょうか?」、「そうしましょう」。電車で大阪ミナミの恋人という韓国エステへ。ここは、ちゃんとしている店で、垢すりと指圧以外、性的なサービスは一切ない。体中の緊張が一気に解かれた。店を出ると二人とも放心状態だった。帰りに駅のファミリーマートでまたチューハイを飲み、ロッテリアに入り、友人はチキンバーガーセットを私はエビバーガーセットを食べた。バスに乗って、帰宅。シャワー。今に至る。
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