第551話 2014/08/24 ㈯ 衝撃の事実
朝八時起き。紅茶にキャップいっぱいのブランディーを入れる。外に出たくてうずうずする。躁が続いている。何かすることはないか?そうだ、今日は会社が開いているんだった。すぐに身支度をしてバスに乗る。おお、久しぶり、と声をかけられた。見ると中学の友人の宮武君だった。10数年ぶりの再会。
「土曜日の朝からどこ行くねん?」
と、宮武君。
「会社や。まあ、ちょっと急ぎの仕事があってな。お前は」
「元嫁のとこや。名刺入れ忘れてきてもうてな」
「ああ、バツイチやったんか。車無いんか?」
「それがな、いっぺん子供ひきかけてな。マジヤバかった。右折や。それ以来やめたんや」
「ああ、右折な。気つけなな。俺もいっぺんあるわ。それで、今は、彼女はいるんか?俺なんかもう四年もいてへんわ」
「まあ、おるけど、おったらおったで女は我慢せなアカンことが多いよな」
と、二人同時に深くうなづく。
電車の駅に着き二人でコンビニにタバコを買いに行った。激しく酒が飲みたい。友人と相談したが、ほろ酔い3%くらいなら大丈夫ちゃうかとなり、仕事の前に酒を飲んで出勤するという暴挙に出た。
九時に会社についたが、マネージャーがまだ来ておらず、オフィスが開くのを少し待った。今日の仕事場は、マネージャーと同僚と私の三人だけだった。実は、もう一人女性がきていたのだが、彼女は今の会社がやってるスクールの資格を取りに行った。土曜日はいつも少人数なので、お菓子を机の上に置いて交換していたりするのが習わしだと同僚に教えてもらい、コンビニにチョコレートを買いに行った。
10時から仕事を始めて一時間であがった。今日は、食材の買い物もあったし、午後からヘルパーさんが来るので、一時間が限界なのだ。しかし、一方で私のイライラもマックスまで来ていた。頓服を飲む手もあるのだが、飲んだら眠たくなるので嫌だ!
会社を出てコンビニで鬼殺しワンパックを飲む。100円の日本酒ね。その後、アクセサリー屋に行って、3000円のネックレスを買った。それは良いのだが、女主人が、私の意見にいちいち反論してくる。特に私が躁のときにイライラさせてくれる。誰がもう買いに行ったるかい!あのオバはんだけは!
帰宅。シャワー。ヘルパーさんが来た。部屋の掃除をしてもらい、この部屋のどこかに先日買った猫のブローチがあるので、二人で探したが出てこなかった。そうそう、彼女は中学で剣道をやっていたのだが、それはお父さんの厳命だった。そこから、合気道の話になった。どこで合気道を習っていたのかと聞くので、吹田の大阪合気会ですよと答えると、私育ったのが十三(大阪のじゅうそう)でスティーブン・セガールが師範をしていた天心道場(現在は、藤谷美也子が師範)にお誕生日会に呼ばれて行ったことがあるんですよと衝撃の事実が!ええなあ、私も十三に住んでいれば、子供のころから合気道に通えるチャンスがあったかもしれない。
これから、精神科の医師を変えるので、薬を減らしてもらって(今の先生は量を一切変えてくれなかった。不安定になるのが怖かったのだろう)体が動くようになれば、また道場に通う予定だ。
あ、そうそう昨夜南野陽子さんのインタビュー記事を読んだのだが、その中で
「私、死ぬときに面白い人生だったなって思うように(芸能)活動しているんですよ」
と答えており、ああ、なるほどなあ、一種のイメージトレーニングかもしれないが、私もそれやろうと思った次第です。
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