第291話 12/10 ㈰ 私の結婚話

 午後二時起床。ようやく目の疲れとフラフラは収まった。裏庭の柚子を取る。その後、少しドラムの練習。スティックのアップ・ダウンがあるのだが、どうしても解せない箇所があり、先生書き間違えたかな?猫の調子が悪い。鼻のクシュクシュがもう

二週間続いている。明日は動物病院だ。口の腫瘍がまた再発し、それが鼻に来ているのなら最悪だ。午前中に予約を取るので、会社は休み。午後からの出勤はせずに一日休んでくれと言われている。なんでか知らんが、そういうことになっている。水曜日定休、木曜日父親の病院付き添い、金曜日司法書士との話し合いで、今週は、火曜日だけ行くことに。夕飯時がすんで、母親が私に問いかけてきた。


 「あんた、結婚することあるのかねえ」


 「そんなん分からんよ。精神障害者だよ」


 「向こうも障害者なら分かり合えるでしょ?これが健常者なら分からないよ」


 「向こうの両親が許さんよ」


 「向こうの両親だって、娘さんの行く末を案じているわよ」


 「なるほど、そうか」


 実は、職場に気に入った女性がいるのだ。上品でいつもニコニコしている娘。年齢も分からないし、既婚なのかも彼氏がいるのかも知らないが、それとなくアプローチしてみるか。うまく行けばいいなあ。



 


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