茶煙草と明け透け・後
千錯万綜14
「早いやろ!信用すんの!」
「だって嘘っぽくないし…ほら」
パリパリと
それに何より、
「信用するとして、仲間はどないすんねん」
「だな。
「ちゃうちゃう」
こめかみに手を当て考える
「まぁ…せやったらええけど…。とにかく、そこのメンバーと【神豹】の奴ら、なんとかせんとアカンな」
と、閃いた!という風に
「そことそこ、ぶつけちゃえば?」
言いながら両手の人差し指をトントンと叩き合わせた。
悪くないアイデア。上手い具合に両陣営を九龍に呼び寄せ敵対する状況を作り出す。最終的には全員始末出来たら
「‘責任逃れ大作戦’!」
「内容の割にネーミングが可愛いね」
パンッと手を叩き作戦名をつける
【神豹】に対しても
「‘死んだフリ作戦パート
「くはっ」
真剣な顔で口にする
武器仕入れとこうか?ウチは何でもいいよ。俺、素手で平気。えー!どれがいいかなぁ!いやお前と俺は留守番やから。俺も行かねぇからな、最近働き過ぎだわ。
口々に好き勝手なことを言いながらも大体の方針を
「よし!じゃあ‘責任逃れ死んだフリ大作戦パート
「名前までまとまっとるやん」
元気に宣言する
「良い仲間持ったな」
「うん?そうね…ありがたいことよ」
「なにが?」
「さっき、悩んでくれただろ。どうやったら
「
「お人好しだな
「まぁね」
「好きだよ、そういうとこ」
「どうも」
「ほんとだぜ?」
言って、
「
「おかわり」
「普通に伝えてよ!!」
瓶を投げ付けた
「良い目みてんだから痛い目も見ろよ」
「
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