魔法の終わりと夢の始まり・前
光輝燦然12
「呑気にデートか?」
そう言って笑いながら、数人の男達が近付いてくる。
「…デートやないよ。アンタらこそ何なん、
低い声で返しつつ
「女ケガさせれば報酬、って話が無くなってな。まぁ売り飛ばしたほうが儲かるからそうしようかと」
けれど、
「えらい
だがどうやら全員素手のようだ。商品に傷を付けない為にという事なのかも知れないが、
1人…あわよくば、2人倒したい。
「
「でも、
「ええから。今度こそは絶対に守るって決めとんねん」
男が殴りかかってきた。
男がすかさず反撃してきたので腕を掴んで引っ張り顔面に頭突きをかます。よろめいて後ずさる男、その横から別の1人が蹴りをお見舞いしてきた。が、
ん?なんでこんなに避けれるし当たるん?
身体が軽い。見える。イケる。
最近不思議と調子がいい気はしていた。もしかして自分、成長したんとちゃうん?
「なんだこのデブ、ちょこまかと…」
「誰がデブじゃ!!」
「うわっ、何だコレ…ゲホ!ゲホッ!」
「
一瞬の目眩まし。
「ほら、来てみぃや。こないな
怒り心頭の男が襲い掛かってくる。その拳を避けようとした
ゴンッ。
そして最後に鈍い音。男が地面に倒れ込む。
「え!?ちょぉ、何で…」
「1人だけ逃げるなんて出来ないよ」
どこかから武器を奪って戻ってきたのである。ごめんね、と、
謝られるような話ではないが、
だけど、やるんだ。やってやる。
絶対に守る。
その時、後方にいた男の1人が上着から拳銃を取り出した。マズい────…!!商品は傷付けないだろうと思っていたが。
「
銃声と
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