序章 隕石飛来

第1話 親友

「あーあ…」


 ニュースのセットだけが映ったテレビを見て、ため息をついていると


『ピーンポーン』


 こんな時に誰だろうか


「はーい」


 玄関に向かい、返事をしながらドアを開けると、そこにはいつも一緒に学校に向かっている、そいつが立っていた。


「よっ」


「よっ、こんな非常事態のときでも俺ん家に来るなんて、俺のこと大好きだな?」


「何いってんだこいつ」


「はは、いつも通りだな」


 こいつの名前は中村慶。小学校以来の俺の親友だ。


「で、どうするよ?」


「俺は屋上いこうかな。隕石見たいし」


「駄目に決まってんだろ」


「うん、知ってた。でも普通に隕石見てみたいなぁー」


「カメラでも置いとけ。カメラが死んだら俺たちがいても結局ってことだし」


「お前天才だな、馬鹿」


「矛盾って知ってる?」


「まぁそこは置いといて、カメラ置いたら学校に避難?」


「いや、学校混むだろうし、俺ん家で」


「りょーかい。じゃカメラ置いてくるからちょい待ち」


「へいへい」



隕石飛来まで残り2時間45分






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どもども作者でございます。次話からは特にお知らせがない場合、ここに軽くキャラ紹介を書く予定です。

まだまだ未熟ですが、これから頑張りますので、応援よろしくお願いします。

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