第36話 「Nola」に「原稿用紙エキスポート」機能がついた。

 ブラウザ版「Nola」に「原稿用紙デザインでのエクスポート機能」が実装された。エクスポート機能自体はすでに存在したが、今回「原稿用紙」の体裁で出力することが可能になった。(PDF形式のみ)


 さくっと試してみたところ、原稿用紙の枠線はオーソドックスなもので見やすい。


 行末禁則処理において、句点(「。」)は次の行頭に送られることを確認した。仕様として理解はできるが、趣味(?)のわかれるところだろう。


 筆者の環境ではエキスポート機能を呼び出した時のウインドウの初期状態に不具合がある。ファイル形式でPDFが選択されているが、その状態では「原稿選択」エリアがつぶれてしまって表示されない。つまり、出力すべき原稿を指定できない。


 これは「TXT」ないし「WORD」を選択することで解消される。その状態で原稿を選択してから「PDF」を選択し直せば、「原稿選択」エリアは見えなくなるが選択した状態は有効となる。†


(注)本件を「Nola」開発運営元であるIndentさんにメール報告したところ、先方にて当該現象の再現を確認し、今後対策を行うとのことでした。



 公募によっては「〇〇字×○○行」フォーマットの「PDF」ないし「WORD」データで作品提出を求める場合がある。そのような場合、Nolaから直接ファイルにエクスポートできる機能はありがたい。ページ数換算機能もあるので、枚数制限のクリア状況も把握しやすい。


 ただし、原稿用紙フォーマットでのファイル提出を求める場合でも、「枠線なし」での提出を要求されることが多いようだ。原稿用紙フォーマットの活躍場所は、それほど多くないかもしれない。

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