第6話 最近(アプデ後)パワオトメの調子が良い。それはそれとしてChatGPTを使う。

 バージョン情報を見るとV2.30ですね。これになってからだいぶ調子が良い。

 日本語のUIも充実してきた様子です。いいね。👍


 さて、パワオトメのお話は以上です。😲えっ?


(これに使ってやろうというネタがないのです。無理やり使うのも本末転倒なので、現在ほとぼり冷まし中)


 ◆◆◆


 ということで、ChatGPTです。はい。AIの「チャグくん」です。


 チャグ君は随分と賢いのですが、癖があります。

 知らないことを聞かれると、「適当に誤魔化す」という良くない癖です。


 読んだことがない本について聞かれると、そのタイトルや文脈から想定される内容を分析して、過去の知識から回答を作り出したりします。


 知りませんとかわかりませんとは、滅多に言わないという見栄っ張りです。


 なので「チャグ使い」としては言葉を選ばねばなりません。


「こういう条件で仕事をしてほしいんだよ」と仕事内容を限定して上げないと、簡単に暴走します。


 今回は、こんな風にしてみたらちょっと使えそうな答えを返して来たよという事例をご報告します。


 cf. 以下、「A.」という表記に続く部分はChatGPT(Mar 14 version)の回答内容を引用したものです。


 🖋チャグ君に「文章校正」をさせられないか?


 はい。Web作家ワナビーならほしい助っ人ですよね。トライしてみました。


 Q. 次の文章の中に「誤字、脱字、衍字えんじ、文法ミス」があったらその個所を抽出して教えて。


 ☛ここがポイント!


「誤字、脱字、衍字、文法ミス」とチェックすべき項目を限定しました。そうしないと、文章その物を全部校正の対象にして言い回しまで直そうとしてくる。


 ☛ここがポイント!


「その個所を抽出して教えて」とアウトプットを限定しました。そうしないと、だらだらと全文を書きだすので時間とリソースの無駄になります。どこが悪いのかもわかりにくいし。


 A. 特に誤字、脱字、衍字、文法ミスは見当たりませんでした。


 はい。いいですよ。ないときは「ない」と言ってくれると安心します。


 Q. 同じチェックを次の文章にもして下さい。


 チャグ君は「文脈」を把握してくれますので、同じセッションの中でなら質問を積み重ねることができます。ちなみにセッションのことを「チャット」と呼んでいますね。ChatGPTなので。


 A. 以下、修正箇所のリストです。


「サンマイケル」という人名は「サン・ミカエル」と表記します。

「気を取り直して口調を変えた。」という部分は、「気を取り直して言いました。」のように「口調を変えた」ということを言及せずに、より簡潔に表現することができます。

「アカデミーの研究報告会ごとき・・・、この拡声器1つでおつりが来ます。」という文中の「ごとき・・・」は、不要な表現であるため省略しても問題ありません。また、「おつりが来ます」という表現も意味が通じないため、「収益が得られます」という表現に修正します。


 🖋この事例では「おつりが来ます」という慣用表現を理解できなかったようです。日本語に対しては英語ほどには精通していないのかもしれません。


 🖋当然ながら、「カクヨム記法」を理解していませんので、「」+「単語」+「よみ」という表現は無駄で意味のない表記として引っ掛かります。


 🖋「サンマイケル」云々は人名なので正誤はないのですが、言われてみると「サン・ミカエル」の方がしっくりくるかなと思い、チャグくん案に修正しました。第三者の意見が聞けるというのは貴重ですね。


 Q. 次の文章も同じようにチェックして。


 🖋ちなみに、チェックすべき文章はリクエストの後で「Shift + Enter」で改行し、コピペして送信しました。


 A. この文章には明らかな誤りはありません。ただし、文脈によっては意味が分かりにくい部分があるかもしれません。例えば、「ひな形」という表現は、この文脈では「原型」という意味で使用されていると思われますが、一般的には「初期バージョン」という意味合いが強いため、読み手によっては混乱を招く可能性があります。


 🖋この指摘は本件では当てはまらなかったのですが、「一般論」としては理屈に合ったものでした。良くってよ、チャグくん。


 Q. 次の文章も同じようにチェックして。


 A. この文章は誤字脱字や文法の問題は見つかりませんでした。意味的にも明確で、文脈からも違和感はなさそうです。


 🖋何だか褒められた? ワンパターンの回答に飽きて、批評を始めたようです。


 Q. 次の文章も同じようにチェックして。


 A. 以下は文法やスペルに誤りは見当たりませんでした。


 However, there seems to be a typo in the second sentence which should be "理論とは、ぶつける相手があってこそ磨かれていくものなのだ。" instead of "理論とは、ぶつける相手があってこそ磨かれていくものなのだ。".


 🖋チャグくん、飽きちゃったのかな? 急に英語が混じっちゃったよ?


 🖋「タイポ」があるって言うんだけど、「instead of」の前後の文はまったく同じじゃない? 雰囲気を出しただけじゃないの、「やってるよー」って?


 ◆◆◆


 という感じでした。


 100点満点で60点くらいっていう感じでしょうか。ちゃんとチェックしきれているのか心配ですが、「ないよりはまし」くらいの役には立ちそうです。


 現場からは以上でーす。

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