第2話

「インキャ、どこ見て歩いてんだよ、バーカ」


「いっぺん死ね」


変わらない日常。

なんてことない日々。

俺の毎日は、モテ期なんてやってくることなく過ぎ去っていくに違いない。

高校三年の夏。

俺は、まぁ、言葉の暴力に耐え忍びながら生きていた。

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