21枚目『神聖なる都市 ―エメルイア―』

 白い石でできた神殿しんでんが並木のように並ぶ広場。エメルイアにある、七神しちしん広場と呼ばれるこの場所は、7体の神それぞれをまつる神殿に囲まれている。

 縦長の広場には、同じ大きさの6つ神殿が両脇に、一番奥に最も小さな神殿が鎮座ちんざしている。


 小さな神殿に祀られているのは7番目の神、始皇帝ベリガル・ジュスタル。大陸をべ国をおこした英雄は、後世に語り継がれるうちに神格化された。

 帝国の祖たる現人神あらひとがみは、今なお国を統べる象徴しょうちょうなのだ。

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