西脇順三郎「詩学Ⅱ」

西脇先生の「詩学」というエッセイの

Ⅱのところも読んだ

これもまた、3日、4日はかかった

もっとかかったかもしれない


この「詩学」というエッセイは

ⅠとⅡでおしまいなので

一応全部読んだということになります


Ⅱの副題は「ボードレールと私」となっていて

ここに書かれている内容は

西脇先生の詩学なのか

ボードレールさんの詩学の説明なのか

どこからどこまでどっちのそれなのか

よく分からない


というかそもそも何が書いてあるのかが

よく分からないかもしれない

しれないじゃなくて分かってません


よくは分からないけど

ちょっとは分かるというところもある


例えば「想像する」とはどういうことか

ということを説明するときに

先生はいつもベイコンさんの説を持ってくる


そのベイコンさんの説というのは


 自然が結んだものを離し

 離しているものを結ぶことである


ということで

これはどういうことを言っているか

分かるような気がする

他にも


 詩作の目的は新しい関係を発見すること

 こうした発見はいろいろの感情を

 人間の脳髄の中に意識させる


というようなところも

なんか分かるような気がする


でも

分かるような気がする部分だけを

ぶさいくにつなげあわせても

それではぜんぜん

先生の言っていることそのもの

にはならないので


けっきょくのところ

先生の言うことがよく分からない

ということにしかならなくて


困ったものです


ーーーー2023年2月26日

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