第二十四話

「我が仕えし悪魔よ。我の願いを聞きたまえ!」


「…。弟が、厨二になってしまった」

それから、俺は緊急で、友達を呼び、どうにかしようと、試行錯誤していた。

「厨二、か。懐かしいな」

両が言う。

「今では、黒歴史だよ」

冷、こいつもか。

「じゃあ、黒歴史について語り合うか」

「そうするか」

「じゃ、俺から」

そうして、俺は話す。

「俺は、行動型だった」

「あっ…」

「俺は長袖ジャージを着て、1番下までチャックを開けて、袖に腕を通さずにそこら辺を歩いていた。(筆者の実話)」

「マジか」

「小4ぐらいだった。アニメに感化されて、やっていたな。友達もそこら辺の時期で拗らせてたからな。(筆者の実話)」

(ここからは作った話になります。)

「じゃあ次俺」

と、両が話す。

「俺は中二の時。妄想型、行動型、書いたりもした。その内容は、

『世界には七つの神がいる。

一つ目は運命を操る、操。

二つ目は輪廻転生を司る、輪香。

三つは喜怒哀楽の四つの感情を操る、四悪。

四つはこの世の元素を生み出す、操子。

五つは人の力を操る力阿。

六つは、魔力を生み出し操る、操魔。

六つはこの世の生物を生かす、生神。

七つはこの世の全てを壊す事が出き、周りの者を不幸にさせ、死を呼ぶ死神、懐。

神にも上下関係があり、一番強いのは、懐。そんな、懐と仲のいい人間がいた。それは生神の力を持った、頼と言う人間だった。』と。でも、これは、他の本に書いてあったやつを書き写しただけだ」

「おい」

あまりにも黒歴史では無かったのでツッコミそうになった。

『ちょっと』

その時、話しかけてきた。

「何ですか?」

『その本、まだ覚えてる?』

「えっ?いいや…」

『そうか。ありがとうね』

そう言って消えていった。

そう、消えたのだ。

「えっ?」

俺たちはその状況に理解が出来ていなかった。

『ちょっと!勝手に消えちゃダメでしょ!』

『ごめん。本当に急いでいたんだ』

『確かに分かるけど!』

『操。分かってくれよ』

『…ごめん。輪香姉さん』

『アイツらがいなくなって、少しだ。大丈夫。見つかる』

『そうですね』

何が起こっているんだ?

「バタン!」

と音がした

「!?」

見たら皆、倒れていた。

「何?おい!どういう事だ!?おい、皆!」

『君は【影響】を受けないんだね』

「!?」

ドクン!と心臓が鳴った。

『いい?【この事を忘れる事】』

俺は気を失った。

「うぅん…」

「あっ。起きた?」

「あれ?俺、」

「寝てたよ。そんなに俺の話つまんなかった?」

「…。今さっきまで悪夢を見ていた」

「大丈夫か?」

「ああ」

アイツら、七神の名前と同じだったな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る