第十三話
「それじゃあ、また明日学校ね」
「ああ」
「ちゃんと、学校来るんだよ!」
「分かってるって」
「じゃあね」
「あぁ、また」
「ねぇあの女の子誰!?」
来たよ。最悪の敵マイマザー!
「ただのクラスメイトだよ」
「本当に〜?」
「本当だよ」
翌日。
「俺、やっと優花の事が好きだって認めたよ」
「…」
「どうした、両?」
「お前誰?」
「酷くね!?」
「熱あるのか?」
「ねぇよ!」
「冷!救急車!救急車を呼べ!」
「そんなかよ!」
「どうしたのー?」
「かくかくしかじかで…」
「…」
「大袈裟だよなぁ?冷」
「今日雪でも、降るのかな?」
「おい!」
「何喋ってんの?」
「げっ」
「酷いなー」
「ごめんごめん」
「心がこもってなーい!」
「こめてないし」
「もおー!」
「普通に、付き合ってる男女みたいだね」
「そうだな」
「良い感じだね」
「…。ここで一句。
夢なのか
夢じゃないのか
夢であれ」
「座布団一枚」「ありがとう」
俺は、心配されたまま、一日を過ごしたのであった。
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