第14話 ギルド

食事が終わりギルドに着いた。

とても活気のある雰囲気だ。


扉を開けた、結構な人数がいる

なんだがガラが悪い雰囲気のやつが多い

受付カウンターに行く途中も、睨みつけられたりした。


カウンター付近に明らかに周りより格上の冒険者がいる。本当にチンピラにしかみえない。

無視をしよう


「あのすみません、冒険者になりたいですけど」

カウンターの女性に話しかける

「はい、登録はこちらで可能でございます」

丁寧で優しくて対応してくれたが、なんだが怯えて雰囲気がある。


「どうすれば登録できますか?」

バン!!!


横でタルを蹴飛ばす音がした、その後に先ほどのカウンター横の冒険者が話しかけてきた。

「おい、ガキ。お前みたいなやつなが冒険者になれる訳ないだろ。どっかいけ目障りだ」

面倒なのに絡まれた。

受付のお姉さんはこうなるのを分かっていたんだろ。


ぼくは少しムカついていた。

「なんだよ?あなたには関係してないですよね?」


「うるせぇ!!やっちまうぞ。」

セリフは小物くさいが、周りの反応を見るにこの中では強いらしい。こんなやつがトップのギルドには入りたくない。


「あなたがここのギルドマスターですか?」


チンピラがバツの悪そうな顔をして、さらに怒った。

「殺す。」

剣を抜いて斬りかかってきた。


コンが手を出そうとしたが止めた。

なんかムカつくからボコボコにしてやりたくなった。


実際の強さは分からないが、負ける気がしなかった。

刀を抜き、相手の剣を弾いた。

そして腹に一発入れてやった。


相手は気絶して、周りが静かになった。


コンが言った

「雑魚じゃな」


一人の冒険者が言った。

その人ここでは2番目に強い人ですよ。それを一撃で・・・


やり過ぎたと思った。

ただ周りは凄く嬉しそうにしている。

あ、こいつの恐怖に縛られていたのか。


受付のお姉さんが言った。

「もし、ギルドに入ってくださるならあなたが副団長です。」

目をキラキラさせながら言った。


「え?何でそうなるのですか?」


「だってNo.2を倒したんですからあなたが副団長です。お願いします。このギルドを救ってください」


「おい、ふざけるな。そんな新入りが副団長だなんておかしいだろ」

チンピラ風の男達が言った。


ははん、何となく分かったこのギルドには二つの勢力があるんだ。チンピラとそれ以外。


コンと顔を見合わせて頷いた。

「ギルドに入ります。文句がある人はかかってきて下さい」

チンピラ以外を救う事にした。

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