第8話門出の祝い
「こい、オラシオン」
父の声を聞いてぼくから仕掛けた
「サンダー!」
得意の雷技
剣で簡単に弾かれた。
「ブリザード、ファイア」
2連技だ!
やはり弾かれた
「魔法だけでは勝てないんじゃないか?」
「アイスサンダー」
雷を氷で包んだ技だ。弾かれても雷だけは当たるはず
「ほぉ」
片手で弾かれた。と言うか消された。
ああ、これ魔法効かないな
もう決めに行くしかない
一気に踏み込んだ
「雷剣」
一番威力がある技だ
剣に雷をまとわせて一刀両断する技だ。
「いい技だな。だが、まだまだだな」
父の一振りで剣もろとも吹き飛ばされた。
完敗だ。剣を合わせる事すらできなかった。
「オラシオン、大きくなって帰ってこいよ」
涙が出た。悔しい気持ちと、温かい気持ちとでよく分からなくなった。
「何泣いてるんだよ、晩飯食おう!母さんが待ってる」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます