第十八回:読み直しをして見よう
ぎっくり腰から約一週間、何とか復帰は出来たもののまだ重い物とか持つのは危険ですね~。
どうもご心配をおかけしました。
お陰様でどうにか小説の続きを書き始められました。
さてさて小説書けなかった分、時間的に余裕が出来たので今回のお題、「読み直し」をして見ようと言うやつですね。
正直申し上げますが、私誤字脱字の常習犯です。
気を付けているつもりですが、うちのみさきSも緑内障であまり目を使うのが良くないので以前のようにチェックを入れるお手伝いが出来なくなり、更に誤字脱字が増えております。
こちらカクヨム様でも宣言しておりますが、もしお気付きの方がいらっしゃいましたらジャンジャンご指摘いただけますと助かります。
と言う事で、自分の書いた小説の読み直しについて。
これには大きく分けて三つの目的があります。
第一に「誤字脱字」の確認です。
言わずと知れた校正ですね。
どんなに頑張っても人間ですので間違いは起こるものです。
特に私なんて誤字脱字しない方が珍しい(笑)。
いつも読んで下さっている読者様に有りがたいご指摘をいただきながら修正をさせていただいております。
ほんと、ありがとうございます。
これはね、もう理由無く直すべきところなので特には書きませんが、不思議なもので何度読んでも間違いに気付かない時ってあるので、ちょっと間をおいての読み直しは重要ですね。
実際、アザリスタの物語でカーム王国ってのがあるのにキアマート帝国の宮廷魔術師を「カーム」とか間違って書いていても後からこっそりと当初予定の「ソーム」に書き換えたりとかしてますので(笑)。
第二に「文脈の流れ」ですね。
これは書いている時はそれで好いとか、物語の流れで書いている本人は分かっていても読んでいる方には分かりにくいと言う場合ですね。
これは意外と落とし穴で、読者様の中にはこう言った所が気になる方も多いかと。
私の文脈の表現って可能な限り読者様任せなので、文字を端折ったり接続語が抜けたり、口語になったりとそりゃぁ文学作品の風上にも置けないような事があります。
例えば、「アザリスタはその大きな胸をぶるんと震わせると、それを見た彼は頭痛で頭が痛くなるのだった」と書いた場合、すぐにおかしな表現だと気づくでしょう。
通常なら「アザリスタは豊満なその胸を揺らすとそれを見た彼は頭痛を覚えるのだった」となるようなモノです。
しかし「ぶるん」と言う擬音でコミカルさを出したかったり、「頭いてーよ」を強調したくなるとこう言った表現になり、書いている時は別段おかしく感じなかったりもします。
なので
こう言った所はこっそりと修正をしておけば、この後に本作を読んで頂ける読者様には最初からなにも無かった事になりますので安心です(笑)。
ああ、あとわざと一人称から三人称にしたりもしますが、意図的であればこの技法は良いと思います。
但し、「ですます調」の整合性とかは気を付けなきゃですけど。
第三に「細やかな所に気を使う」ですね。
私の場合は分かりやすく言うと、ぱっと見で文章をちゃんと読まなくても意味が勝手に頭に入って来るってのを目指しているので、テンプレート的な表現を多々使っております。
しかしそんな中にも読みにくかったりする場所があるので可能な限り読み直し時に修正を入れてます。
例えば、「そのまままだだよ」と書くと「ままま」が三つ連続出来てぱっと見「ん?」とかなります。
なのでこう言った場合は「、」を入れたりして「そのまま、まだよ!」とか変更したり、文脈上問題無ければ「そのまま待って」とかに書き換えます。
あとよく使うのが者、物、モノですね。
「者」は人物、「物」は物体、そして「モノ」は万能的な使い方。
例えば「その者、物の怪成り」をおどろおどろしさを出す時には「そのモノ、物の怪成り」と書くと更に未確認物体となりおどろおどろそしさがますと言うモノです(笑)。
こんな感じでわざと平仮名に変えたり、カタカナにしたりすると読んでいてその辺が上手く強調されるので、次のアクションを起こす時に読者様に準備をしていただけると言うものです。
こんな感じで読み直しも重要で、むしろその時にやっと気づくような問題もしれっと直すのに必要なことでもあります。
ですので時間が許すのであれば自分の作品を間を置いてから読み直しして更に読者様に読み易いようにするのはやっておいた方がいいですね。
今回の一言:ラブレターは一晩置いて読み直ししてから出せ!
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