凍てついた冬がきても
凍てついた冬がきても
彼は歌いつづけた
歌詞は風に舞い踊る それは
凍てついた冬がきても
彼は歌いつづけた
窓には灯り暖かに 覗くのは
息が白み 雪を染めても
彼の弦は震え歌う
暖炉には
息が白み 雪を染めても
彼の
開く扉から運ぶ 湯気立つ糧
緑の夏と赤い秋に
糧を得よと勤勉は言った
音にのせて彼は首を横に振った
白い冬と勤勉の子ども
湯気立つ糧を差し出した
冬が終われど歌ってと差し出した
けれど彼は歌い歌う
もう僕のお腹はいっぱい 君のおかげ
僕の歌 糧得る季節は楽しめたかな?
僕の歌 重たい糧を軽くできたかい?
僕の歌 暖かな家には聴こえているかい?
七色の春 扉も窓もいらない春
彼の音はなくなった
大地に落ちる 彼の
冬がつれていったのか
春が待ちきれなかったのか
その
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