機械人形
鈴音
日常
…僕は、L33。ファニーレンジャーの新米隊員。体は小さいけれど、沢山の銃弾で味方を守る重装歩兵。
僕たちファニーレンジャーは全身を改造されている。ご飯も睡眠も必要なく、ただ命令を与えられたら、戦って、敵を殺す。
僕たちの体には、沢山の武器が組み込まれている。腕や、足や、お腹に口の中に、僕の友達は目がなくって、そこにレーザー兵器が埋め込まれている。かっこよくて、羨ましい。
僕は、左腕がガトリングになっていて、右腕に大きなナイフがついている。最初は戦いにくかったけど、慣れてきたらとっても使いやすかった。
ファニーレンジャーは、他の人たちのお手伝いをして、いつでも戦えるように訓練や整備をして、たまに敵地に偵察に行く。
僕は偵察の任務が多い。こっそり近づいて情報を抜き出して、邪魔な設備や敵は殺す。娼婦の振りをして近づいて、身売りをして情報を吐かせたりもする。
戦闘になったら、他の味方を庇いながら、ガトリングで弾をばら撒く。戦車で吹き飛ばされたり、うっかり地雷を踏み抜く事もあるけど、整備士さんが綺麗に治してくれる。
僕には、友達が沢山いる。Lがつくのは男の子で、Nがつくのは女の子。番号に意味は無い。僕の友達は、Nの子が多い。
お友達とは、戦い方とか、偵察任務のやり方を教えてもらったり、みんなで考えたりする。それが僕たちの日常。
ファニーレンジャーの、日常だ。
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