005 リフレイン

耳に付いて離れない。

頭の中で響いている。

何気ない瞬間に反芻してしまう。


何度も何度も聞こえてくる。

街を歩いていて。

家でテレビを見ていて。

布団の中で。

忘我の境地に達してしまう。


『タスケテ』『ユルシテ』『ゴメンナサイ』『カエリタイ』


私に暴力を振るっていたヤツらの哀願の声が。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る