約束の温度で閉じるチョコレート
音崎 琳
約束の温度で閉じるチョコレート
AIがCalc. を弾く心なき
ぬるぬると3をさす針4を刺す
クリームの白に遭難する迷子
満月の遠ざかりゆく帰りみち
内側に畳み込まれていくバター
紫の花びらを焚く霧雨に
溶かされてとけて崩れる輪郭線
幸福な眠りをつつむ羽ふとん
どこからも開けられません頭蓋骨
てのひらでのして定着させる青
約束の温度で閉じるチョコレート
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます