第11話 新たなスタート
次目が覚めた時には、すでに自室のベッドの中だった。
寝ぼけたままの頭で整理する
さっきの塀の中も、
時間が巻き戻って噴水ずぶ濡れだったことも
そして私が三井梨花としての前世の記憶があることも、
全部本当のことなのだと理解した。
(とは言ってもねぇ…)
前世の、会社生活の知識が役に立つとも思わない。
そして読んだ小説と酷似しているが、
登場人物の名前が少し違っている気もする…
今世の私は腹を括った。
よくある異世界転生だと、なんか色々改革したりするけど、私はそんな大それたことはせず、家族を更生させて
素敵な旦那様と結婚して幸せになろう!!と。
(そうと決まったら私のやることリストよね)
幸いにもミリーは勉強が好きな方なので
すでに文字も習得、ある程度この国の情報がある状態だ。
そして、紙にスラスラと書いていく
ミリーがやること
・お義父様を死なせない
・メイと仲良くなる
・お母様、お姉様にいじめをやめてもらう
・お茶会に顔を出し、王子様には興味無いことを言いふらし、別の人と幸せになる
課題を出してみて思う。
…なかなか精神的に削られそうだけれど私大丈夫かしら…?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます