第19話:運命の選択
「わかった。俺は
一樹がそう言い切ると、
「大丈夫だ、
一樹のこの一言に、
「
一樹のその言葉とぬくもりを受け取った
その
「第2スラスターが動作しない、これでは
そう言葉を紡ぐ
「落ち着け、落ち着くんだ、
「いいか、こういう時は1人で抱え込まず分業すべきなんだ。今の
「いいか、
「あと、約12分」
「わかった。その12分が俺たちに与えられた最後のチャンスだ。うろたえてる時間はないぞ!」
宇宙船ソフィアを支配する
「
「わかった」
一樹の言葉に、
姿勢制御スラスターが無音で
「軌道修正を完了しました。今後の航路の再計算を実行します」
オペレーターAIの無機質な声が船内に響くと、
「報告します。宇宙船ソフィアは軌道修正を繰り返しながら、5日後に、地球標準時で5年後に地球に到達します。なお、地球到達時のエネルギー残量は約1.4%になります」
オペレーターAIのその答えを聞いた
「ねぇ、一樹。私の計算結果を信じる根拠があるって言ってたけど、結局、あれってなんだったの?」
無邪気な笑顔をむけ質問する
「なんでって、そりゃ、俺の経験さ。困った時、
その言葉を聞いた
「いや、そういう事じゃなくて、科学的な根拠があるんでしょ? 生死をかけた選択を、そんな
「もしかして、本当にそれだけなの?」
「つまりだ。俺にとって
一樹がそう言って
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