冒険の書
だんぞう
ジャンル難民
ジャンル「ホラー」を選ぶ時はいつも消去法で「これじゃないんだけどこれしかないかな」という思いで選んでいる派です。
私は怪談好きであって、世間一般で「ホラー好き」という言葉から連想されるイメージとは似て非なる感覚なのです。
真の恐怖を味わって脳内麻薬を出したい、というよりは、オカルト全般が好きで、怖い話もその背景をじっくり味わいたい派です。なので、怖い話の中でも、理不尽な通り魔的な話や肝試しにいってはしゃいで怪異に返り討ちに合う話よりも、古い慣習や歴史に潜む怖い話や呪詛、また、愛情や哀しみ、感謝や憎しみなど恐怖以外の感情も含まれた物語の方が好みです。
だから三木大雲さんの怪談説法などは大好物です。
ホラー映画にしても、ただ単に突然画面に登場する音やナニカでビビらせる系のインパクト重視映画は微妙です。驚いているだけで恐怖は感じません。またホラーで多様されるグロ表現なんかも、ギーガーのような美しいグロは好きですが、飲み屋街の朝の道端のお好み焼きモドキみたいな汚いグロは嫌いです。
『シャイニング』とか『エスター』とか『ぼくのエリ』(副題はセンスのないネタバレなのであえて書かない)とか特に好きです。
ホラーという一つの事柄だけでもこんなにもブレがあるというのに、私の場合、そこからさらに外へもはみ出します。
怪談という非日常への興味は、同時に、ファンタジーやSFへの興味とも同じベクトルで存在しているからです。
個人的には「非日常」という同一カテゴリ内のジャンルなのですが、どこの投稿サイトでも用意されているジャンルには、この「非日常」という大きな枠は存在せず、そのたびに、存在するジャンルに無理やり当てはめている状態です。
もう最近は開き直って「現代ファンタジー」を選んでみたりも。定まってませんね。
せめて「世にも奇妙な物語」くらいのアバウトな大ジャンルを用意してくれと思いつつ、怪談系についてはいつもしっくりこないジャンルから「どれにしようかな」をする日々です。
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