第61話 初クエストの戦い
俺たちは武器を手に戦いまくった!
・・・・正しくは、モップを手に掃除しまくった。
ホコリや蜘蛛の巣を薙ぎ払い、土や砂を外に叩き出した。
バケツに水を汲み、床や壁、残された棚やテーブルに雑巾がけをした。
壊れて直せそうにない木材家具は中庭に積み上げ燃やした。
あ、それは俺の魔法、ファイヤーボールを優しくぶつけてみたら、
即灰になった。
錆びてボロボロの鉄のガラクタは庭の片隅に集めて置いた。
この街の、というか、こっちの世界ってゴミの日とかあるんか?
資源ゴミとか不燃ゴミとかどうすればいいんだろう?
あとでギルドでゴルダに確認すっか。
1日で終わらないと思っていた掃除だが何とか夕方には片付ける事が出来た。
アイテムボックスに掃除道具をしまい、ギルドに依頼終了の報告に行った。
もちろんダンと一緒にテレポートで。
ギルドの入り口を入ったすぐの部屋の小さな受付にゴルダが座っていたので依頼終了を告げた。
すると奥の広い部屋の窓口に行くように言われた。
朝寄った依頼のボードがある広い部屋は、カウンターに常時5から8人が座っており、依頼の受付や終了時の達成金の受け渡しなどを行っているそうだ。
さらに奥の部屋には買取専用の大きなテーブルや棚などがあり、
そのまた奥に解体専用の部屋があるそうだ。
冒険者や探索者が入れるのは依頼ボードの部屋と買取専用の部屋までだそうだ。
ちなみにギルドの入り口を開けてすぐの小さな部屋は総合受付のようなもので、強面のゴルダが座っている事でつまらない面倒ごとなどを避ける効果があるそうだ。
と、この話はゴルダからではなく、依頼窓口のギルド職員から聞いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます