第55話 “困難”という競技
“困難”という競技に
強制参加させられてると思ってた
「貴方が希望したから招待したんだよ」
「えっ、私、希望した覚えないんだけど」
声の主は静かに微笑んでいる
でも、思い出した
私は競技に勝利した後の未来の自分に会いたくて
この競技にエントリーしたんだった
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