第24話 仲間

「おしおきぃ?なんで俺らがお前らにお仕置きされないといけないんだ?」


 親分的な男が言うとコープスは親分男の目を見て


「あなた。嘘をついていますね。目を見ればわかります。あなたはミナキを道具としてしか見ていないですね」

「そうなの!この人達は私を道具としてしか見ていないの!いつも手柄は私が仕事をしても私のものじゃなくこいつらのものになるの!おかしいの!」


 ミナキが叫ぶと子分的な男がミナキに近づき


「てめぇ。ミナキ。お前みたいな不幸の塊みたいなやつを使ってやった恩を忘れたのかよ!」


 子分がミナキに言った瞬間、コープスは子分の耳もとに剣の先っぽの部分をあて


「やっぱり道具としてしか見ていないのか。このクズども」


 コープスが2人組に言うと子分の方はかなりビビりながらその場にしゃがみ込んで親分は舌打ちをし


「当たり前だ。誰が好き好んでその幸せならぬ不幸を運ぶ女を仲間と思う?不幸を寄せるならその不幸を利用してあげようと考えた俺にむしろ感謝してほしいくらいさ」

「よし決めた。君はもうここでやる」


 コープスが剣を親分に向けながら言うとミナキがコープスの服のすそをつかんで


「コープスにいちゃん。ミナキのために怒ってくれて嬉しいの。でもミナキのために手を汚すのはやめてほしいの」


 ミナキ。君って子は利用されていただけなのにそんな相手を生かそうとするなんて。なんで優しい子なんだ。しかしこんな子をこいつらは


「いいかいミナキ。こいつらはね。このままこの世に存在しても害悪にしかならない。更生するかどうかは私にもわからない。でもね。ミナキみたいないい子を利用した罰は与えないといけない。それに私のではもうすでに魔物を殺しまくったので汚れているから大丈夫。心配してくれてありがとう」


 コープスはミナキの頭を撫でながら言った後ミナキは俺が預かりコープスは親分に向けて剣を向ける。


「は!どこぞの馬の骨か知らんがこの俺にたてつこうってか!」

「ごたくはいいからはやくきなさい。君のようなクズにかまっている暇はない。私達は忙しいんだ。そっちが来ないならこちらからいくぞ」


 親分男は「うるせぇ!」と腰に装備していたナイフでコープスに突き攻撃をしたがコープスはあっさりとよけ、まずは目を剣でつき視界を潰す。


「あ、ああ!目が!俺の目がぁ!」

「いいか?君はやったら行けないことをしたんだ。だから簡単に死なせはしないよ。ミナキの苦しみをわかった後に死んでもらう。視界は奪ったからこれで今の君にとってはもう不幸しか訪れない。さぁ?どうする?」


 コープスは親分男に言うと親分男は


「俺は、俺は視界を奪われたくらいで不幸になんかならねぇよ!そこの不幸女と一緒にするな!」

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