第6話

普通にして。こう言われるのがどうゆう事を意味しているのか言った本人は気付いていないだろう。いや、もし思い返して何かしら思う事があればそれは自分にとって少しは救いになるのだが知る術はない。普通とは一般的という意味なのか相手の思う普通が常識とはずれていて偏った本人寄りの考えなのか分からない。だからこそ普通になろうとしても正解がわからないから相手の思う理想に近づけるように努力はする。しかしそれが社会に出た時に周りとのズレを感じた時これでよかったのかと疑問が湧く。努力して普通を作ってきた自分はなんだったんだと。反面教師とはよく言ったものだ。ただそれを受け入れるか拒否するかはその日の気分による。物事がいい方向に進んでいる時ほど頭の中は空っぽになり適当になる。反対に悪いことばかり起こる時はその原因やそうなってしまった言い訳をひたすら考え込む。そして、自分を納得させるのだ。自分は悪くないと。

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