マッシロ

月が奇麗。


この街で見えてくる、薄汚い、裏も、みすぼらしい影も、

今夜だけは、僕のポケットに、しまうから。


マッシロな満月も、この僕らを見てる。


ほんの少しだけ、笑って…。


怖がることも 信じられないことも 涙を流すことも 

僕らは『許される』ことで 生きてゆけるんだ


   

        だから、笑おう。


月が奇麗。

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