人格形成論
3ふんマン
第1話
思考・行動・性格を決定づけるものは何か
人格とは何か
1、統計的に見る
性格分析だと以下のようにカテゴライズされる。
・ビッグファイブ、エゴグラム…5種類
・エニアグラム…9種類
・その他…16種類、6種類、など
占いだと以下のようにカテゴライズされる。
・九星気学…9種類
・星座…12種類
・数秘…9種類、12種類
・宿曜…27種類
・その他
これらの種類は同じ診断・占いの中でも掛け合わせることで何通りもの人格などを判断することになる。
個人をこれらに完璧に当てはめてみようとすると、とてつもない桁数の掛け合わせとなるだろう。
そのため、分類上は上記の種類数で人を区分することになる。
なお、性格分析と被るが、知能テストやWISKといったものは後述する環境要因の側面が強いと考える。
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2、環境要因
恐らく現在の発達心理学上で主流な考え方と思われる。
双子を引き離して育てると性格が顕著に違うとされている。
同じ環境下で育てたとしても、完全に同じ環境になり得ないことから、思考形成にズレが生じると考える。
よく末っ子は甘やかされて育つことが多いから、甘えるのが上手くなるという話がある。
では、以下のケースで育つとどうなるだろうか?
〈ケース①〉
お前はダメな人間だ、と言われ続ける
このケースを考えるにあたり、いつの時点から発生するのかがポイントとなる。
思考形成ができる前か後かというところだ。
思考形成が出来ていない状態は性善説的であり、全てを鵜呑みにする。
無知だから学習するに近い。
そうなると、この人は正しいことを言っているんだと、一種の洗脳が完了する。
従って、自己肯定感が低い人格形成となる。
一方、思考形成が出来てからの場合、信頼関係に依存する。
子が親に対して全幅の信頼を置いており、ある種の崇拝的な状況であれば上記と同じ結果を生む。
しかし、親の言っていることが自分にとって不愉快だと感じる場合は、自己肯定感は同じく低いものの、自分を守る為の防御本能が働き、他責的人格が形成されやすい。
親からの愛情の有無は言わずもがな、人格形成に多大な影響を与える。
では親からの愛情がなく育つと代理として尊敬する人間を親と見立てて思考形成される。
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人間の感情は喜怒哀楽と大きく四つに分類される。
内心、腑が煮え繰り返っていても、理性でセーブできるが、この理性とはどこから生まれたのか?
同様に経験値としか言いようがないが、人間は何かしらの学習をパターンとして認識する。
そのパターンでの成功体験が理性を形作っているのではないか。
(なお、ここでいう成功体験は「腑に落ちた」「諦めたことで心が少し楽になった」なども含まれる。)
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