第93話 明日

誰もが同じように思ってる

変わらない明日

君との何気ない会話

温かい料理に寝床


当たり前だと思ってる

君の育てる花に

与える水

差す日差し


失う事が前提の

借り物の体なのに

忘れてしまうのは

幸せだったから


ずっと一緒だと信じていても

一人で待つのは辛すぎるから

泣かないなんて出来ないよ


全て忘れ

次に会う時も

何だか可笑しな人だななんて惹かれ

きっと今と変わらない


離さないと

繋いだ手が縁なら

置いていかれたのは因果


必ず逢える

胸張って言える

来世は君が待つ番だから




こんな悲しい詩しか描けなくて

すみません。


自分は古い男なので

男が泣く時は

親か嫁か子供が先立った時だけと

育ってきましたが

其の時に素直に泣く事が

出来るだろうか

閉じ込めたまま

笑う事も出来なくなるのでは

そう思ってしまいます


生活が安定してこそ笑顔になれると思うので

一日も早く被災した方々が

日常に戻れる事に祈りを込めて

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